クリスマスを目前にした、ある日。
私は、ちょっとした「わくわくドキドキをふりまこう」っと企みました。
その内容は実に簡単。
毎日、通園バスに指人形をつけて乗り、バス停に着いたら、その指人形を見せながら「おはようございます!」っというだけものです。
1.月曜日
サルの指人形をつけて、バスを降りました。
私:「おはようございま〜す!」
親子:「わぁ!!サルがついてる」、「かわいい」、「それ、人形?」
2.火曜日
サルとトナカイの人形をつけて、バスを降りました。
私:「おはようございま〜す!」
親子:「わっ!増えてる」
3.水曜日
サルとトナカイと王子様をつけて、バスを降りました。
私:「おはようございま〜す!」
親子:「わっ!まただ。明日はなんだろ〜」
!!ここで私は気づきました!!
「連続性への期待」があることを。
(連続性への期待って言うのは、
(1、2、3っと数えていったら、
(次は4っと言いたくなるのと同じなのかなぁ?
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初めて指人形をつけて行った月曜日。
いままで、こんなことをする先生がいなかったのか、とっても驚いている感じでした。
火曜日。
「今日もだ」という驚きと共に、「まただ」という驚きがあったようです。
そして、水曜日。
驚きは、期待へと変わっていました。
「明日も増えるの〜」「明日はなぁ〜に」「あと2本指が残ってるね」という声が聞こえ始めました。
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4.木曜日
サルとトナカイと王子様とお姫様をつけて、バスを降りました。
私:「おはようございま〜す!」
親子:「わぁ!また増えてる」「わぁ〜〜、あはは」
5.金曜日。
サルとトナカイと王子様とお姫様とサンタクロースをつけて、バスを降りました。
私:「おはようございま〜す!」
親子:「わぁ〜〜、あはは」「すご〜い」
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木曜日。
王子様の次にお姫様だったこともあり、期待は喜びへ変わったようで、指人形を見るなり、笑い出していました。
そして、金曜日。
月曜日とは比べ物にならないほどの期待に満ちた顔が、バス停にありました。
どこのバス停でも、私がバスを降りる前から、親子の目線は私の右手に集中していました。
まさに、「わくわくドキドキ」している感じが伝わってきました。
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これを3週間かけて、全てのバスコースで行いましたが、どのバスコースでも反応は、ほとんど同じ。
「わくわくドキドキ」を振りまいてるはずが、いつの間にか、自分自身も「わくわくドキドキ」していて・・・☆
楽しいことって、連鎖するんですよね☆
また、何よりも感動したのが、バス停で子どもと一緒に待つ、お母さんたちの反応でした。
実は、バスに乗る楽しみを子どもに作りたいっと思ってやったのですが、意外に、お母さん方の反応の方が良く、子どもよりも楽しんでくれているようでした。
やっぱり、笑いや楽しみのツボは、大人も子どもも変わらないことをあらためて実感できました☆
ぜひ、あなたも、「わくわくドキドキ」を振りまいてみてください。
悩むことなんてありません。
笑いと楽しみのツボは、大人も子どもも同じ☆
続けていると、きっと楽しくなってきますから・・・☆
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