千葉県では、先月から24時間・365日、電話での相談を開始しました。
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近年、児童虐待が増大、社会問題になっています。児童相談所に寄せられ
る相談件数が年々増加するとともに、死亡事例が発生するなど問題は深刻
化しています。
県では、夜間・休日における虐待相談や通告への電話相談対応として、中
央児童相談所において実施している「子ども・家庭110番」を拡充し、
24時間・365日いつでも虐待の相談や通告を受け付けられる体制を整
備しました。
→ http://www.pref.chiba.jp/syozoku/c_jika/jisou/soudan.html
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今回は、児童相談所にある「一時保護所」の様子をお伝えします。
私、児童相談所には、ちょっと思い入れがあります。
実は、児童相談所の一時保護所に2週間実習に行っていました。
(それも、教授に頼み込んで、自主実習という形で・・・
(どうしても、実習したかったので、、、
いまの私があるのは、ここでの体験が大きく影響しています☆
(私の保育者としての原点は、ここにあると感じています)
<一時保護所って?>
一時保護所とは、さまざまな事情により、保護を必要とする子どもを一時的に預かるところです。
そして、その子どものこれからの成長にそなえて、生活状況の把握や生活指導なども行っています。
一時保護所に保護される子どもの保護期間は、平均26日。
その為、私の実習期間中にも、入退所が何度かあるほどでした。
一時保護所に来る(保護される)子どもたちの中には、生活リズムの乱れた家庭環境にいた子どももいます。
その為、一時保護所では、社会的なルールや家庭の温かさなどを、家庭に近い雰囲気の中で、「家庭でのあたりまえの生活」を伝えています。(伝えることを心がけています)
<一時保護所の生活は?>
保護された子どもたちは、朝起きて、みんなで食事をして、遊んで、お風呂に入って、寝る。という、一見、何の変哲もない当たり前の生活を送っていきます。
子どもたちは、この温かな生活の中で、安心感を得て、社会的なルールを学んでいきます。
大切なことは、この何の変哲もない、当たり前の生活に隠されているんです。
何か特別なことをする必要はないんです。
一緒に生活することが、何よりも大切なことであり、生きていく上での学びなんだと思います。
実習中のある日、朝、一時保護所に行くと、昨日までいなかった子どもが夜中に保護されていました。
(一時保護に、日にちや時間は関係ありません)
私は、その子ども(中学生)とかかわる中で、この、一緒に遊ぶことの大切さをひしひしと感じました。
最初は、お互い緊張していたものの、キャッチボールや食事など、日々の生活や遊びを共にしていく中で、徐々に会話も増えていき、お互い、心を開けていけました。
「一緒になって遊ぶということが、こんなにもハッキリと人の性格がわかるのか」と気づけたのを覚えています。
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